- 歯列矯正にはどんな種類がある?
- ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どっちがおすすめ?
そんな方のために、この記事では以下の内容をご紹介します。
以上の内容について、歯科医師・歯科衛生士のコメント付きで解説しています。
「矯正治療についてまだよくわからない」という方は、まずこちらの診断で自分の希望にピッタリの矯正方法を見つけてみてください。
おすすめ矯正方法を診断!
Q1
※はじめにお読み下さい
この機能は、代表的な4種の矯正方法(表側矯正・裏側矯正・インビザライン・キレイライン)から希望する条件に合致する種類を提案するものです。
あくまで一般論としての話として結果は参考程度に捉え、詳しくはクリニックの初回検診などで医師の診察を受けて判断してください。
Q2
Q3
Q4
Q5
費用はなるべく抑えたい!
費用は高くても構わない!
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治療中の見た目はあまり気にしない!
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- 月々約3000円*からの支払いプランあり
- 目安の費用:23.1〜41.8万円
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*デンタルローンを利用して4回コース(税込176,000円)を頭金なし・53回払いで支払う場合の手数料抜き・税別の分割支払金額です。 一部のクリニック除く。 信販会社や手数料はクリニックにより異なります。
治療していることが周囲に気づかれにくいのも嬉しいポイント。
透明なマウスピースは目立ちにくいので、周りの目を気にせず生活できます。
矯正で歯並びが治っても、歯の色もきれいでなければ口元の美しさは得られにくいのが現実。
キレイライン矯正ならホワイトニング剤が標準で付いてくるので、歯並びを整えながら同時に歯も白く綺麗にすることができます。
ホワイトニング剤2本を2週間上顎に使用した場合
※効果には個人差があります。※治療状況により異なります。
キレイライン矯正についての詳しい説明は、「【2022年話題】キレイライン矯正とは?」の記事を読んでみてください。
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アメリカ発祥のインビザラインは最も歴史のあるマウスピース矯正で、数あるマウスピース矯正ブランドの中でも幅広い症例に対応できます。
1つのマウスピースで約0.25mmずつ歯を移動させ、理想の歯並びまで10日~2週間ごとにマウスピースを交換していくシステムです。
インビザラインやキレイラインなどで装着するマウスピースは透明で目立たないため、矯正していることが周囲からは分かりづらいです。
そのため、「銀色のワイヤーが目立ってしまうのがイヤで矯正治療をためらっていた...」という方にはピッタリといえるでしょう。
インビザラインを扱っている歯科医院は数多くあり、費用の相場は80万~100万円程度です。
ただし、矯正治療は自由診療であるため、クリニックによって価格や治療内容が異なります。
自分が通える歯科医院を複数検討してから決めるとよいでしょう。
インビザラインやその他のマウスピース矯正について、詳しくはマウスピース矯正の種類・費用とメリット・デメリットをご覧ください。
歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正では、矯正装置が外側から見えづらく、治療中も目立ちません。
角度によっては装置が見える場合もありますが、表側矯正に比べれば見た目の面で優れているといえるでしょう。
裏側矯正では歯の裏側に装置を取り付けるため、歯科医師の技術力が要求されます。
そのため費用も高額になりがちで、総額の目安は100万~150万円程度です。
また、難易度が高いため扱っている歯科医院の数も表側矯正に比べれば少ないです。
ワイヤー矯正では、ワイヤーが口の中に当たる・刺さるなどのトラブルが起きることがあります。
そのため、口内炎が多数発生することも。
また、矯正装置が外れてしまう場合もあるので、何かあったときにすぐに対応してもらえる医院を選ぶとよいでしょう。
裏側矯正やその他の矯正方法について、詳しくは歯列矯正の種類と選び方をご覧ください。
表側矯正ではワイヤー・ブラケットなどの矯正装置を歯の表面につけるため、装置が外から目立ってしまいます。
そのため、見た目が気になる方や、接客業の方などは避ける場合が多いです。
表側矯正では、幅広い症例に対応できます。
他の矯正方法で対応できない難しい症例でも治療できる場合があるので、歯並びの症状が重度の方にはおすすめの方法です。
ワイヤー矯正では、ワイヤーが口の中に当たる・刺さるなどのトラブルが起きることがあります。
そのため、口内炎が多数発生することも。
また、矯正装置が外れてしまう場合もあるので、何かあったときにすぐに対応してもらえる医院を選ぶとよいでしょう。
表側矯正やその他の矯正方法について、詳しくは歯列矯正の種類と選び方をご覧ください。
矯正の種類の一覧
そもそも矯正の種類に何があるのかわからない方も多いのではないでしょうか。
現在主流の矯正治療の方法は、以下のように分類されます。
それぞれの矯正方法について、特徴などを表にまとめました。
矯正治療の種類で混乱したときは、この表を確認すればOKです。
種類 | 治療内容 | 費用相場の目安 (当サイト調べ) |
---|---|---|
ワイヤーを表側に装着 | 66万〜132万円 (全顎の場合) |
|
ワイヤーを裏側に装着 | 100万~150万円 (全顎の場合) |
|
無色透明のオーダーメイドのマウスピースを装着 | 77万~110万円 (全顎の場合) |
|
無色透明のオーダーメイドのマウスピースを装着 | 23.1〜41.8万円 |
キレイラインについて詳しくはこちら↓
キレイライン矯正とは?費用やメリット・デメリット、安い理由を解説
もちろん、これだけではそれぞれの違いなどよく分からないですよね。
それぞれの治療法の詳細を解説していくので、最後までご覧ください。
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ワイヤー矯正とは
まずはワイヤー矯正がどのように歯並びを整えていくのか、基礎知識を理解しましょう。
ワイヤー矯正の仕組み
ワイヤー矯正は、ブラケットという装置を歯の面に装着し、ブラケットにワイヤーを通して動かしたい方向に適切な力をかけることで、歯を移動させて歯並びを整える治療法です。
ワイヤーは正しい歯列の形をしているので、自然と元に戻る力が生まれます。
ワイヤー矯正は、ブラケットの装着位置や、ワイヤーの通し方など、高度の技術が必要です。そのため、歯科医師の技術力に左右される治療方法といえるでしょう。
ワイヤー矯正の種類・メリット&デメリット
治療方法で分けると、ワイヤー矯正には3つの種類があります。
- 表側矯正
- 裏側矯正
- ハーフリンガル矯正
3つとも全てワイヤー矯正で、矯正装置の装着部位は異なっても、歯を動かす仕組みは同じです。
この3つの種類のワイヤー矯正に共通する点は以下のようになります。
◯ 治療の適用範囲が広い
△ 矯正器具を自分で取り外せない
△ 口内の痛み、口内炎ができる
△ 矯正器具が外れてしまうことがある
△ 歯磨きがしにくく、虫歯ができやすい
△ 歯科医師の技術力の差が出やすい
メリットは◯で、デメリットは△で表しています。
ここからはワイヤー矯正の特徴をそれぞれ順番に、詳しく説明していきます。
◯ 治療の適用範囲が広い
マウスピース矯正に比べ、ワイヤー矯正は治療の適用範囲となる歯並びの症状が広いです。
特に抜歯を伴うような歯並びの大きな変化の場合、ワイヤー矯正の方が向いている場合が多い傾向にあります。
ただ、最近ではマウスピース矯正の技術も向上し適用範囲も広がっているので、歯科医院の初回検診などで確認してみましょう。
全部見る👇
△ 矯正器具を自分で取り外せない
ワイヤー矯正の場合、矯正器具を最初に歯科医師が装着し、その後定期的にメンテナンスを受けます。
そのため、マウスピース矯正と違って自分で矯正器具を取り外すことはできません。
矯正装置の着け外しの自己管理ができない方にとっては便利かもしれませんが、食事の際やイベントの際なども基本的に装置を外すことはできません。
△ 口内の痛み、口内炎ができる
矯正器具の金属部分が口の中で当たって、痛みが生じたり傷ができたりすることがあります。
また、ワイヤー矯正は、歯を引っ張る力が強いため慣れるまで痛みが生じることが多いです。
慣れないうちは物を噛むことすらできないほどの痛みを感じる人も少なくありません。
△ 矯正器具が外れてしまうことがある
矯正器具の歯の面についているブラケットの部分は、治療後に外れるようにできています。
そのため、
- 必要以上の力が加わる
- 同じところに強い力が加わる
- 持続的にブラケット以外の部分に力が加わる
などの場合、矯正器具が外れる可能性があります。
△ 歯磨きがしにくく、虫歯ができやすい
ワイヤー矯正の場合、矯正器具の形が複雑なため歯磨きが難しくなります。
その結果、食べかすやプラークが口の中に残り、虫歯になりやすくなります。
定期的に、歯科医院でのメンテナンスでクリーニングを受けることをおすすめします。
△ 歯科医師の技術力で差が出やすい
ワイヤー矯正では、歯科医師の判断で歯にブラケットをつけてワイヤーを通します。
そのため、歯科医師の技術力によっては、結果が期待通りに出ない場合や、失敗してやり直さないといけなくなるケースもあります。
歯科医院を選ぶときに、技術力を重視して選ぶことも重要です。
以上を踏まえた上で、ワイヤー矯正のそれぞれの矯正方法を細かく見ていきましょう。
ワイヤー矯正の種類① 表側矯正
ブラケットと呼ばれる装置を歯の表側に装着し、ブラケットとワイヤーをつないで動かしたい方向に適切な力をかけることで歯を移動させて矯正する方法です。
見た目の面では、マウスピース矯正に比べて表側矯正は非常に目立ちます。
それでも最近では「審美ブラケット」や「ホワイトワイヤー」など、多少目立ちにくい矯正装置も出てきています。
ここで、表側矯正のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
適応範囲が広い | 矯正装置が目立つ |
抜歯が必要な場合など、複雑な歯並びにも対応可能 | マウスピース矯正に比べて高額になる場合も |
発音への影響や違和感が少ない | |
裏側矯正に比べて費用が安い |
この中で、表側矯正ならではの特徴のいくつかについて説明します。
- 抜歯が必要な場合など、複雑な歯並びにも対応可能
表側矯正の場合、裏側矯正やマウスピース矯正よりも歯を動かす力が強いです。
抜歯をすることで空いたスペースを埋めるためには、強い力が必要になってくるため、表側矯正が適していると言えます。 - 発音への影響や違和感が少ない
表側矯正は、歯の外側に矯正装置をつけるため、矯正装置が舌にあまり触れません。
そのため、多少の違和感はありますが、裏側矯正に比べると違和感が少ないと言えます。
- 矯正装置が目立つ
表側矯正は数ある矯正の種類の中でも矯正装置が最も目立つ矯正方法です。
ワイヤー矯正の種類② 裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側にブラケットを取り付けて装着し、動かしたい方向に適切な力をかけることで歯を移動させます。
表側矯正では目で位置を確認しながら歯にブラケットを装着できますが、裏側矯正では表側矯正のように簡単にはいきません。
歯の裏側は表側よりも複雑な形をしているため、難易度が一気に上がります。
そこで、キレイに並んだ目標の模型を作成して、矯正装置を装着することのシュミレーションをした上で、実際の歯に装着させる工程を取ります。
その分の手間とコストがかかるため、費用も表側矯正に比べて高くなります。
さらに上の図にもあるように、表側矯正よりも、裏側矯正の方が歯並びを治すワイヤーの力も弱くなるので矯正治療期間が長くなるのも特徴です。また、難易度が高い矯正治療であるため、歯科医師の技術力が大きく関係してきます。
ここで、裏側矯正のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
矯正装置が目立たない | 発音・滑舌に影響することも |
(表側矯正に比べて)適用範囲が限られる | |
治療期間が長くなることも | |
費用が高い |
この中で、裏側矯正ならではの特徴のいくつかについて説明します。
- 矯正装置が目立たない
裏側矯正では、表側の前歯部分からは矯正しているかどうか分かりません。
しかし、奥歯の方では矯正装置が表側に見えてしまうことがあります。
ほとんど気にならないという方も多いので、見た目を重視する方は検討してもいいかもしれません。
- 発音・滑舌に影響することも
話す際に矯正装置が舌に当たり、発音や滑舌が悪くなってしまう場合があります。
人前で話す機会が多い方にとっては懸念点になるかもしれません。 - (表側矯正に比べて)適用範囲が限られる
上で図解したように裏側矯正の方が歯にかかる力が弱いため、抜歯などの外科的処置が必要な症例には対応できない場合もあります。 - 費用が高額
裏側矯正は、難易度が高く、手間とコストがかかる矯正治療なので、その分費用も高額になります。 - 歯科医師の技術力が大きく関係してくる
裏側矯正は、矯正治療の中でも難易度が高い治療方法です。歯科医師の技術力が非常に重要となってくるため、歯科医院選びがとても重要です。
ワイヤー矯正の種類③ ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正とは、上顎を裏側矯正、下顎を表側矯正で行う治療法。
こうすることで、表側矯正よりも目立ちにくく、かつ裏側矯正よりも費用を下げることができます。
上顎の歯の方がが視覚的に目立ちやすいため、上顎は裏側矯正を行い、下顎は表側矯正を行うのです。
ハーフリンガル矯正のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
メリット | デメリット |
---|---|
矯正装置が目立たない | 上下に表側矯正を行うよりも高価 |
上下に裏側矯正を行うよりも安い | (表側矯正に比べて)適用範囲が限られる |
裏側矯正より口内の違和感が少ない | 表側矯正に比べて治療期間が長くなることも |
ハーフリンガル矯正は表側矯正と裏側矯正を組み合わせた治療法なので、まさに両者の中間と言えます。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正では、デジタル技術で自分の歯並びに合わせた精巧なマウスピースをデザインし、それを装着することによって歯並びを治していきます。
治療段階に応じて新しいマウスピースに変えていき、歯並びを綺麗なものにしていく治療法です。
そのため、歯の表面にブラケットやワイヤーを装着するワイヤー矯正よりも、目立たない矯正方法となります。
以前はワイヤー矯正が矯正方法の主流でしたが、最近はマウスピース矯正が徐々に主流になりつつあります。
ここで、マウスピース矯正のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
目立たない | 長時間の装着のため自己管理が必要 |
大事な場面では取り外せる | ワイヤー矯正より適応範囲が狭い |
治療期間が短い・通院回数が少ない | |
痛みが少ない |
◯ 目立たない
マウスピース矯正は、最も目立ちにくい矯正方法といえます。
例えば、この女性。
一見、何もしていないように見えますが、実はマウスピース矯正を着用中なんです。
このように、周囲からほとんど気づかれることもありません。
◯ 大事な場面では取り外せる
基本的には常に着用しているのが原則ですが、例えば結婚式のような大事な場面ではマウスピースを外しておくこともできます。
そもそもマウスピース矯正は目立たないので写真撮影などの際もあまり気になりませんが、どうしてもという場合は取り外しが可能です。
◯ 通院頻度が少ない
一般的にワイヤー矯正に比べてマウスピース矯正ではトラブルが少ないため、通院の頻度も少なくて済む場合が多いです。
ワイヤー矯正の場合だと、
- 歯が痛い
- 口内が痛い(ワイヤーが刺さるなど)
- 矯正装置が外れた
などのトラブルが起きる可能性があるほか、ワイヤーの調整を歯科医院で行う必要があるので、通院が多くなりがちです。
一方マウスピース矯正では、基本的には事前の計画どおりの順番でマウスピースを付け替えていくだけなので、少ない通院回数で治療を進めることができます。
◯ 痛みが少ない
ワイヤー矯正では歯を動かす力が強いため、時には歯の激しい痛みを伴います。
また、ワイヤーが口の中に刺さったり、矯正装置で口内が傷ついて口内炎になったりなどの痛みが生じることもあります。
しかし、マウスピース矯正ではだんだんとマウスピースの形を変えていくので痛みも少なく、安全なマウスピースを使用するため口内の痛みもあまりありません。
△ 長時間の装着のため自己管理が必要
マウスピース矯正では装置の取り外しが簡単であるため、その分、患者さん自身の自己管理能力が問われます。
マウスピース矯正が効果を発揮するためには、一日のうち20時間程度の装着が必要で、それを下回るとうまく歯並びが整いません。
食事の際の着け外しなど、自己管理して忘れずに長時間装着していなければならないので、人によっては大変に感じるでしょう。
△ ワイヤー矯正より適応範囲が狭い
一般的に、マウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が、多くの歯並びに対応できます。
たとえばマウスピース矯正では、抜歯を行って矯正治療を進めていく場合には使えないこともあります。
ただし最近は技術の向上によってマウスピース矯正の適用範囲はどんどん広くなってきており、今では3分の2以上の症例に対応可能という論文も出てきているほど。
マウスピース矯正の種類① インビザライン
インビザラインとは、アメリカで開発され、世界の100ヶ国以上で提供されているマウスピース矯正です。
歯科医院で撮った歯型スキャンなどのデータをアメリカのアライン・テクノロジー社に送り、制作されたマウスピースを使用して治療を行います。
インビザラインならではのメリット・デメリットについてまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
適応範囲が広い | 費用が高額(70~100万円程度) |
圧倒的なデータの蓄積 | 治療全体のマウスピースを最初にまとめて作らなければいけない |
提携医院数が多い | マウスピースの製作期間が長い |
- 適応範囲が広い
インビザラインは歯並びの適応範囲が広く、奥歯も含めた噛み合わせ全体の矯正も可能です。
また、インビザラインが得意な歯科医師の場合は、抜歯など複雑な症例でもインビザラインで治療する場合もあります。
- 費用が高額(70~100万円程度)
歯並び全体を整える場合、インビザラインの費用はワイヤー矯正とあまり変わりません。
前歯周辺の範囲に絞った場合などでは金額が下がりますが、それでも後述のキレイラインよりは高額になります。
マウスピース矯正の種類② キレイライン
キレイラインは、「2万円から始められる」価格がリーズナブルな歯列矯正です。
総額の目安は10〜30万円で、他の矯正方法よりも30〜80万円ほど安いのが特徴です。
ですが、キレイラインには低価格の理由がしっかりあります。
- 利益を抑える徹底した企業努力
- マウスピース矯正の採用・デジタル技術の活用で人件費を削減
- 見える範囲に特化して効率的に治療
治療の質に関しても、矯正先進国のアメリカで研鑽を積んだ医師の指示のもと、日本の国家資格を持った歯科技工士がマウスピースをデザインするので安心です。
改めて、キレイラインならではのメリット・デメリットについてまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
費用がリーズナブル(10~30万円程度) | 歯並びによっては使えない場合も (ただし、患者の90%以上が適応とのデータあり) |
治療したい分だけ契約し、途中でやめてもOK | 提携医院数が少ない(全国51医院) |
ホワイトニングが付属 | |
マウスピースの製作期間が短い |
- 治療したい分だけ契約し、途中でやめてもOK
最初にまとまった金額を払うのではなく、マウスピースを作るごとにその代金を支払うことができます。
歯並びに満足した場合や、諸事情で一度治療をストップしたい場合も、途中でやめることができるので安心です。 - ホワイトニングが付属
キレイライン矯正には、ホワイトニング剤が標準で1本付属しています。
普段マウスピースを着用するときにホワイトニング剤を付けるだけなので簡単です。
- 歯並びによっては使えない場合も
キレイライン矯正では、見た目に影響する前歯周辺の範囲の治療を主に扱うため、重度の症例では適応外の場合も。
ただし、初回検診を受診した患者さんの90%以上が適応だったというデータもあるので、一度初回検診で調べてもらうのがオススメです。 - 提携医院数が少ない(全国51医院)
キレイラインの提携医院は全国51医院と、まだまだ少ないのが現状です。
これは、一定の基準をクリアした歯科医院のみを厳選しているため。
費用体系はどこの医院も同じなので、安心できます。
このように、キレイライン矯正には多くのメリットがありますが、万能ではないのも事実です。
ですが、もしキレイラインが本当は使えたのに他の方法を選択した場合、費用が数十万円余計にかかってしまうことも。
そのため、気になる方はまずキレイラインの初回検診に行ってみるのがオススメです。
「キレイラインについてもっと詳しく知りたい!」という方は、「キレイライン矯正とは?口コミ・効果・費用を徹底調査!」をご覧ください。
その他のマウスピース矯正
マウスピース矯正の中には、本記事でご紹介したインビザラインとキレイラインの他にも、実は様々な種類があります。
特徴や適応範囲、通院回数などが種類によって微妙に異なるので、気になる方は「マウスピース矯正の種類と費用」をご覧下さい。
その他の矯正の種類
上に挙げた矯正の種類の他にも、マイナーではありますが2種類の矯正方法をご紹介します。
コンビネーション矯正
コンビネーション矯正は、治療の前半でワイヤー矯正、後半でマウスピース矯正を行って歯並びを治していく治療方法です。
ワイヤー矯正を前半で行うことによって素早く歯を動かすことが可能で、理想の歯並びに近づいてきたらマウスピース矯正に切り替えていきます。
全部見る👇
個人差はありますが、ワイヤー矯正を行う期間は治療全体の期間の3分の2で、おおよそ半年〜1年間ほどです。
実際にキレイライン矯正や、インビザラインなどを用いて、コンビネーション矯正を行う治療法も存在します。
- 治療の前半ではワイヤー矯正を行うため、幅広い症状に対応することが可能
- 治療の後半は、マウスピース矯正を行うため、利便性や審美性が高い
- ワイヤー矯正とマウスピース矯正のいいとこ取りをした治療方法
インプラント矯正
インプラント矯正とは、「歯科用アンカースクリュー」という歯科用のネジを歯茎の骨に埋没し、それを軸に力を加えて歯並びを治していく矯正方法です。
インプラント矯正では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を併用して治療していきます。
アンカースクリューを用いる分、通常の場合よりも治療期間を短縮したり、矯正治療の可能範囲を広げたりすることができるのです。
全部見る👇
歯科用アンカースクリューを歯茎に打ち込む際に、オペが必要になってきます。
しかし、このオペは、数分で行うことができる簡単なものです。
そのため、ネジを撤去したいときは簡単に撤去することも可能です。
「難しい症状で、大きく歯を動かす必要がある方」や、「どうしても素早く矯正治療を終えたいという方」はこの治療法を考えてもいいかもしれません。
ただ、インプラント矯正は歯茎にネジを打ち込む治療であるため、少し怖いと思う方も多いでしょう。
自分が何を重視するのかを歯科医師に伝えた上で、リスクや副作用についてしっかり聞きましょう。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の基本的な治療内容を確認したところで、違いをチェックしてみましょう。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|
見た目 | ✕(裏側矯正:◯) | ◎:周囲に気づかれないほど |
手軽さ | ✕ | ◎:キレイラインは途中での終了も可能 |
自己管理 | ◎:不要 | ✕:長時間装着のために自己管理が必要 |
費用 | ✕:裏側矯正は特に高額 | ◎:キレイライン矯正は2万円から |
痛み・口内トラブル | ✕:歯の痛み・口内炎など | ◎:痛み・口内トラブルは少ない |
清潔感 | ✕:矯正装置に物が挟まることも | ◎:マウスピースを外して歯磨きできる |
適応範囲 | ◎:抜歯にも適応 | ◯:近年は適応範囲が拡大 |
滑舌 | ✕(表側矯正:◯) | ◯:影響は小さい |
通院頻度 | ✕:多い | ◎:少ない |
トラブル | ✕:多い | ◎:少ない |
ケアのしやすさ | ✕:大変、虫歯につながることも | ◎:楽 |
治療中のホワイトニング | ✕:不可能 | ◎:可能 ※キレイラインはホワイトニング剤付属 |
抜歯 | 必要に応じて行う | しない場合が多い |
自分の歯並びが望んでいる矯正方法に適応可能なのか、さらに自分はどのようなポイントを重視して綺麗な歯並びを目指すのか、ということを確認することが重要です。
表で比較したポイントのうち、いくつかについて詳しく解説します。
目立ちにくさで選ぶならマウスピース矯正
基本的に、ワイヤー矯正の方がマウスピース矯正よりも矯正装置が目立ちます。
マウスピース矯正の場合、矯正をしているかどうかは他人から見てほとんどわかりません。
しかし近年のワイヤー矯正では、目立ちにくい素材でできた矯正装置もあります。
歯の表側につけるブラケットと、そこに通されるワイヤーが目立たないものが開発されています。
- 審美ブラケット
歯の面につけるワイヤーを通す部分が、セラミックで透明になっているもの。 - ホワイトワイヤー
通常のシルバーのワイヤーの表面を、白色にコーティングしたワイヤー。
審美ブラケットとホワイトワイヤーを組み合わせることで、従来のワイヤー矯正よりも目立たなくすることができます。
費用はその分高額になってしまいますが、見た目を気にする方は検討してみてもいいかもしれません。
費用と手軽さで選ぶならキレイライン矯正
種類 | 治療内容 | 費用相場の目安 (当サイト調べ) |
---|---|---|
ワイヤーを表側に装着 | 66万〜132万円 (全顎の場合) |
|
ワイヤーを裏側に装着 | 100万~150万円 (全顎の場合) |
|
無色透明のオーダーメイドのマウスピースを装着 | 77万~110万円 (全顎の場合) |
|
無色透明のオーダーメイドのマウスピースを装着 | 23.1〜41.8万円 |
表を見て分かる通り、費用面ではキレイライン矯正がリーズナブルであることがわかります。
手軽さの面でも、2万円から始めることができ、いつでも好きなときにやめられるというのは大きなポイントです。
とはいえ、悩むのはキレイライン矯正が自分の歯並びに使えるかどうかを確かめてからの方が良いでしょう。
検診に訪れた患者さんの9割以上が適応症例だったというデータもありますが、まずは自分の歯並びを知るためにも初回検診で確認してみるのがオススメです。
初回検診に行ったら必ず治療を始めなければいけないわけではないので、気軽に予約してみましょう。
キレイラインについてさらに詳しく知りたい方は、「キレイライン矯正とは?口コミ・費用・効果を徹底調査!」をご覧ください。
適応範囲はワイヤー矯正の方が幅広い
ワイヤー矯正の場合
ワイヤー矯正では、正常な歯列の形をしたワイヤーを装着し、ワイヤーのしなりによって歯並びを動かします。
つまり、基本的にはどの方向にはを動かすことができ、その分かかる力も大きいのです。そのため、適応可能な歯並びは幅広くなります。
また、重度の症状で全体的に大きく歯列を動かしたい場合はワイヤー矯正の方が早く治療が完了するケースもあります。
マウスピース矯正の場合
マウスピース矯正は、矯正治療の進行に応じて、マウスピースを付け替えて少しずつ歯並びを綺麗にしていきます。
つまり、マウスピース矯正は無理な力ではなく、必要な力だけを適切にかけて歯を動かしていきます。
すきっ歯などの前歯を中心として矯正したい時は、マウスピース矯正の方がワイヤー矯正よりも短期間で治療が終わる場合も多いです。
ただし、一部の症例ではマウスピース矯正が使えない場合もあります。詳しくは歯科医院の初回検診などで確認してみてください。
痛みはマウスピース矯正の方が少ない
ワイヤー矯正は歯に強い力がかかるので、人によっては強い痛みを感じることがあります。
一方マウスピース矯正は、治療の進行状況に合わせて、動かしたい歯に対して適切に力が加わります。
そのため、マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みが少ない場合が多いです。
ワイヤー矯正では口内を傷つけることも
ワイヤー矯正は矯正装置が複雑なので、口内の表面の粘膜と摩擦が起きたり、装置が当たったりすることがあります。
そのため、口内炎や傷ができてしまい痛みが伴うことも多いです。
抜歯が必要な場合はワイヤー矯正が主流
矯正治療においては、抜歯が必要なケースもあります。
抜歯が必要なケースでは、マウスピース矯正よりも強い力を加えることができるワイヤー矯正が推奨される場合が多いです。
その場合、ワイヤー矯正をつけた状態で1年半から3年近く通院することになり、見た目や生活面で不便に感じる方もいるでしょう。
また、抜歯が必要なケースでも、マウスピース矯正で治療を行うことが可能な場合もあります。大きく歯並びを整えたいと考えている方は、一度初回検診に行って診断してもらうことをおすすめします。
個人差はありますが、人の顎の大きさによって口腔内に正常な歯並びが入るスペースは決まっています。
そのため、歯のスペースを確保するために、親知らずや小臼歯(犬歯と奥歯の間の歯)を抜歯するケースがあります。
抜歯によって一次的にスペースが生まれ、見栄えが悪くなってしまう可能性もありますが、その隙間を矯正治療で埋めることで、正常な歯並びにしていきます。
必要ない抜歯をされることも!?
抜歯の必要の有無や、抜歯するタイミングは医師によって判断されるものです。
しかし、経験のない医師が誤って抜歯する必要のない歯を抜いてしまう事故も。
そのため、歯科医師の技術力などを考慮した上で歯科医院を選ぶ必要があります。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらが自分に合っている?
適切な矯正治療の方法は人によって異なります。
自分に最適な矯正治療を考えるには、上で挙げた要素のうち自分が重視するものについて比較検討することが必要です。
そこで、ワイヤー矯正・マウスピース矯正が向いているケースをそれぞれまとめてみました。
どれに自分が当てはまるか、チェックしてみてください。
こんな人にはワイヤー矯正がおすすめ
- マウスピース矯正の適応範囲外だった…
- 抜歯など外科的な施術が必要
- 目立ってもいいから全体の歯並びを完全に治したい!
- マウスピース矯正は付け外しが大変そう…
以上のようなケースではは、マウスピース矯正だけでは対応できない場合や、マウスピース矯正だと治療期間が大幅に長くなってしまう場合があります。
そのため、ワイヤー矯正の方が向いているでしょう。
このように、自分がマウスピース矯正を望んでいても、精密検査をした上で先生と治療方針を検討する際に、異なる治療方法を提案される場合もあります。
こんな人にはマウスピース矯正がおすすめ
- 矯正をしていることを周りに知られたくない
- 多額の費用をかけたくない
- 抜歯せずに矯正治療を行いたい
- 痛みが少ない矯正を行いたい
- 一度矯正治療を行ったが、逆戻りしてしまった
このような方には、マウスピース矯正が向いているでしょう。
目立ちにくいマウスピース矯正は、20代、30代以降の方にもオススメです。
矯正治療は若い人が行うものというイメージがありますが、マウスピース矯正が普及して、従来の矯正治療の価値観が変わりつつあります。
ワイヤー矯正だと職場の人などに見られて恥ずかしいという方でも、マウスピース矯正であれば周囲に気づかれにくいので始めてみたい、という方も多いようです。
マウスピース矯正を考えるなら、まずはキレイラインの初回検診に行ってみよう
上でご紹介した通り、マウスピース矯正の主なブランドにはインビザラインとキレイラインがあります。
最初にキレイラインの初回検診に行くと、キレイラインが使えるかどうかはもちろん、多くの場合インビザラインを含め他の治療法も提案してもらえます。
矯正治療を考え始めた方にとってはピッタリの機会といえるでしょう。
下のボタンから家の近くの医院に気軽に行ってみましょう。
キレイラインについてもっと詳しく知りたい方は、「キレイライン矯正とは?口コミ・費用・効果を徹底調査!」を参考にしてみてください。
治療範囲による分類:全体矯正と部分矯正
歯列矯正の種類を、治療範囲で分類すると以下の2つに分けられます。
- 全体(全顎)矯正:前歯から奥歯までの歯全体を治療する
- 部分矯正:歯並びを治したい部分だけを治療する
ここまでで説明したワイヤー矯正・マウスピース矯正の中でそれぞれ、全体矯正と部分矯正があります。
ワイヤー矯正の部分矯正では、歯並びを治したい部分のみに矯正装置を装着します。
全体矯正・部分矯正について、特徴を表にまとめました。
全体矯正 | 部分矯正 | |
---|---|---|
治療期間 | 長い | 短い |
費用 | 高い | 安い |
治療範囲 | 広い | 狭い |
噛み合わせ | 治る | 治らない |
ポイント | 初期費用だけでなく調整費用も高くなる | ・奥歯だけを矯正したい場合、対応できない医院も ・失敗した時のダメージが小さい |
全体矯正・部分矯正については、こんな患者さんもいます。
部分矯正で部分的に歯並びは治ったけど、やっぱり全体を治したいから全体矯正でやり直します!
昔、全体矯正をやったけど歯並びが後戻りしてしまったので、費用を抑えて気になる部分だけ部分矯正します!
現状の歯並びから、理想的な歯並びに向けて目的をはっきりさせて歯科医師と相談することが大事です。
また、部分矯正は適応範囲があり、対応できない歯並びの状況があります。
すきっ歯を治したいなど、前歯だけの部分矯正を行うケースは比較的多くあります。
一方、奥歯の部分矯正を行いたいときは、歯科医師の技術力が関係してくるので、一概に全ての歯科医院で行えるとは言えません。
【まとめ】矯正方法の種類|ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
この記事では、それぞれの矯正方法について詳しく解説しました。最後にこの記事の要点をまとめておきます。
- 矯正方法の種類は、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正がある
- ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)
- マウスピース矯正(インビザライン・キレイライン)
- ワイヤー矯正よりも、マウスピース矯正の方が圧倒的に目立ちにくい。
- マウスピース矯正は、自己管理能力が最低限必要(装着時間を守らないと期待通りの結果が出ない)
- 費用と手軽さで選ぶなら「キレイライン矯正」