成人矯正の値段・費用相場まとめ|矯正方法別にかかる合計金額はいくら?

矯正方法ごとの費用相場を総まとめ!矯正治療はクリニックによって費用が異なります。「矯正の装置代が安いからお得だ!」と思って通い始めたけれど、毎月の調整代の値段が高く結局お得ではなかった…。なんてことも。

この記事では矯正の装置代金の相場から、治療期間中にかかる費用の総額まで計算。治療費の相場を確認してから、自分の目的に合ったクリニックをいくつか選び比較してみましょう!

矯正の費用はクリニックによって異なる

歯科矯正は保険適応外の自費診療にあたるため

歯並びをキレイに整える矯正治療は、むし歯治療などとは違い“審美目的”のための治療になり健康保険の適応になりません。そのため矯正治療は保険診療ではなく「自費診療」という扱いになります。

保険診療では治療費の3割を負担するだけで済むため安い費用で済みますが、自費診療にあたる矯正治療は治療費の100%を負担しないといけません。矯正治療が高額なのもそのためです。

また、自費診療は歯科医院のオーナーが独自に治療の料金を設定できるため、クリニックによって矯正治療の費用が異なります。「矯正の装置代が安いからお得だ!」と思って通い始めたけれど、毎月の調整代の値段が高く結局お得ではなかった…。なんてこともあるので、矯正治療を考えている方は、必ず矯正治療にかかる費用の全体を見て考えるようにしましょう。

矯正治療にかかる一般的な相場も調べておくとクリニックを選ぶ基準にもなります。治療費の相場を確認してから、自分の目的に合ったクリニックをいくつか選び比較して決めるのがいいでしょう。

矯正方法ごとの費用相場一覧

1. 表側矯正(ブラケット矯正)

出典:http://www.seiei-dental.com/orthodontic/

費用の相場 70万円~150万円ほど(目立ちにくい透明や白い器具を使う場合だとさらに高くなります)
矯正にかかる期間 2年~3年
メリット ・最もポピュラーな方法で信頼がある
・矯正治療の中では比較的安い
・比較的どんな症例の方も受けられる
・仕上がりがキレイ
デメリット ・目立ちやすいので見た目が気になる
・歯みがきやお手入れが大変
・食事の際にものが挟まりやすい
・目立ちにくい装置にすると割高になる
こんな人におすすめ! ・確実にキレイな歯並びにしたい人
・見た目より治療の質重視の人
・なるべく安く矯正を受けたい人

表側矯正は、歯の表側にブラケット(ワイヤーを固定する装置)やワイヤーを固定しその力で歯並びをキレイにする矯正方法です。表側矯正は矯正治療の中で最もポピュラーな方法で長年治療に用いられてきた信頼があるため多くの人に選ばれています。

表側矯正は確実に歯並びをキレイにすることができ、費用の面でも負担が少ない方法になりますが、装置が見えやすいので見た目が気になることが難点です。しかし、以前はブラケットにメタル(金属)が使われることが一般的でしたが、現在は目立ちにくい透明な器具が使われることも多く表側矯正でも目立ちにくくなっています。

2. 裏側矯正

出典:https://kyousei-smile.com/

費用の相場 100万円~150万円ほど
矯正にかかる期間 3年~
メリット ・装置が見えないので見た目が気にならない
・矯正していることがバレない
デメリット ・話しにくさや違和感を感じる
・表側矯正より時間がかかる
・費用がかかる
・クリニックによっては扱っていないところもある
・むし歯や歯周病のリスクがある
こんな人におすすめ! ・目立たない矯正をしたい人
・矯正していることがバレたくない人

裏側矯正は、歯の裏側にブラケット(ワイヤーを固定する装置)やワイヤーを固定しその力で歯並びをキレイにする方法です。裏側に固定するためブラケットなどの装置が見えにくく、矯正をしていることがバレないと矯正治療の中でも人気のメニューです。

しかし、裏側矯正は装置が舌の方についているため、話しにくさや違和感につながります。歯みがきも難しい位置なのでむし歯や歯周病のリスクも高く、普段からしっかりとしたケアが必要です。

また、裏側矯正は装置をつけるのに高度な技術がいるため、専門的な技術を持った歯科医師が必要になります。裏側矯正を取り扱っているクリニックが限られてしまうことと表側矯正よりも費用が割高になってしまうことを頭に入れておきましょう。

3. ハーフリンガル矯正

出典:https://www.apple-kyousei.com/

費用の相場 80万円~130万円ほど
矯正にかかる期間 2年~3年
メリット ・表側矯正よりは目立ちにくい
・裏側矯正よりは価格が安い
・裏側矯正よりも話しやすい
デメリット ・表側矯正より費用がかかる
こんな人におすすめ! ・費用も見た目も重視したい人
・少しでも目立ちにくい矯正がしたい人

ハーフリンガル矯正は、上下のどちらか半分を裏側矯正にする矯正方法です。通常は矯正装置が目立ちやすい上の歯を裏側矯正にして、下の歯を表側矯正にすることが多いようです。ハーフリンガル矯正は「目立ちにくい矯正にしたいけど、費用も抑えたい方」におすすめの方法です。裏側矯正よりは安い費用で、比較的目立ちにくい矯正として人気があります。

ハーフリンガル矯正も裏側矯正ができる技術を持った歯科医師が必要なため、クリニックが限られること、むし歯や歯周病にかからないためにしっかりとしたケアが必要になることを覚えておきましょう。

4. マウスピース矯正

出典:http://www.kuwaki-kyousei.com/adult/invisalign.html

費用の相場 80万円~100万円ほど(難しい症例だと100万円~140万円ほど)
矯正にかかる期間 1年~2年
メリット ・取り外しが可能
・メンテナンスが楽
・目立ちにくい
・むし歯や歯周病のリスクが少ない
デメリット ・装着するのを忘れてしまいがち
・装着していないと治療期間が長引く
こんな人におすすめ! ・目立ちにくい矯正がしたい人
・矯正しているのがバレたくない人

マウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピースを使った矯正方法です。その人にあった専用のマウスピースを作成し、長時間装着することにより歯並びをキレイにしていきます。マウスピースは定期的に新しくする必要があるので、他の矯正と同じように通院が必要です。

マウスピース矯正では、食事の際や大事な場面で取り外しが可能なこと、メンテナンスが楽でむし歯のリスクも少ないことがメリットです。見た目にも矯正中とわからないため、人気の高い矯正方法になりますが、歯並びに重度の問題がある場合には使えない可能性もあります。

また、マウスピース矯正にも種類があり、重度にも対応できるインビザラインが主流ですが、初回なんとたった2万円、総額の目安が10~30万円と非常に安価なキレイライン矯正も人気を集めています。

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安く手軽に矯正を済ませたい方は、上記記事からキレイライン取り扱いクリニックや治療方法を確認しましょう。

5. 部分矯正

出典:http://olive.shika-osusume.com/portion

費用の相場 10万円~50万円ほど
矯正にかかる期間 半年~1年
メリット ・短期間でキレイになる
・痛みが少ない
・歯を抜く必要がない
・費用が安い
デメリット ・歯並びによっては出来ないこともある
・奥歯は治せない
・完璧な歯並びにはならない
・場合によっては歯を削る必要がある
こんな人におすすめ! ・前歯だけ矯正したい人
・気になる部分だけ矯正したい人
・低予算でキレイにしたい人
・矯正の後戻りが気になる人

部分矯正は、前歯などの気になる部分だけを小規模で治す矯正方法です。部分矯正は、表側や裏側と同じようにブラケットとワイヤーを使い治療していくのが一般的ですが、クリニックによってはマウスピースを使った部分矯正を取り扱っているところもあります。

費用も安く短期間で治療できますが、比較的軽度な症状の方の治療に向いているので歯並びが極端に悪い人は出来ないこともあります。また歯並びによっては、健康な歯を削る処置が必要なため、部分矯正と全体的な矯正のどちらが良いか歯科医師と相談して決めるようにしましょう。

初診〜通院中に必要な費用相場一覧

相談料
(カウンセリング料)
2,000円~5,000円(無料のクリニックもあり)
診断料 3万円~5万円
調整料(処置料) 2,000円~1万円
保定料 1万円~6万円
保定観察料金 2,000円~5,000円

相談料(カウンセリング料)

矯正治療を考えている方が、矯正の治療方法や費用などの疑問を歯科医師と相談することができます。相談料は2,000円~5,000円ほどと比較的安く、無料相談を行っている歯科医院も多くありますので気軽に相談してみましょう。

診断料

矯正治療のカウンセリングをうけ、その後治療を始めるようであれば治療方法を決めるための診断が必要になります。通常は、お口の中の診察とレントゲン撮影、場合によってはCT撮影などを行います。ここからは、専門機器をつかっての診察になるため、相場は3万円~5万円ほどかかります。

調整料(処置料)

治療方針が決まり、無事に矯正器具が装着された後は月に1回など、定期的な矯正装置の調整が必要になります。調整の度に調整料(処置料)がかかることが多く相場はだいたい2,000円~1万円と歯科医院によりさまざまです。医院によっては調整代が無料のところもあります。調整代は基本的に毎月かかるものなので装置代と調整代をトータルに考えて医院選びをすることをおすすめします。

保定料・保定観察料

2年~3年の矯正治療期間を終え、無事に矯正装置が外れた後は、歯の後戻りを防ぐためにリテーナーと呼ばれる保定装置を装着し、定期的に歯の様子を診てもらう必要があります。相場は保定料が1万円〜6万円程度、保定観察料が2,000円〜5,000円ほどです。保定代や保定観察代は装置代に含まれることもありますので治療を始める前に確認しましょう。

通院が終わるまでの合計の費用相場は?

装置料 70万円~
相談料 2,000円~
診断料 3万円~
調整料 2,000円×24回(2年分)=48,000円
保定料 1万円~
保定観察料 2,000円×2回=4,000円
 合計 794,000円

表側矯正を例として、一番安い金額で見積もったとしても、だいたい総額で80万円近くかかってきます。さらに目立ちにくい装置にしたり、裏側矯正にすると更に数十万円がプラスされてきます。最低でも80万円ほどかかる事を頭に入れておきましょう。

ただし、キレイライン矯正であれば費用の目安総額10万円〜30万円で済ませることが可能です。

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安く手軽に矯正を済ませたい方は、上記記事からキレイライン取り扱いクリニックや治療方法を確認しましょう。

歯並びによっては医療費控除の対象になることも

税金の還付が得られる仕組みって?

医療費控除とは、10万円以上の医療費を払った場合、税務署へ申告することでその年の所得税から差し引くことができる制度です。子供の歯科治療は医療控除の対象になりますが、成人矯正は基本的に審美目的のため対象にはなりません。

しかし、成人の場合でも歯並びが悪く、咀しゃく障害や、咬み合わせの改善が必要なケースは医療控除の対象になることがあります。これには日本矯正歯科学会の認定医による診察と診断書を書いてもらう必要があります。

もし、歯並びが極端に悪く、咬み合わせや日常生活に影響が出ている場合は日本歯科矯正学会の認定医がいるクリニックを選び、相談するようしましょう

 

支払いに医療ローンは使えますか?

はい、クリニックによって支払いを分割に出来る医療ローンを用意しているところもあります。矯正治療では高額な治療費が1番の悩みでもありますが、現在は多くのクリニックで医療ローンや多目的カードローン、クレジットカードが利用できるようになりました。医療ローンはローン会社に矯正治療の費用を立て替えてもらい、患者さま自身がローン会社に分割で返済していく方法です。

治療費を一括で支払う必要がなく、分割で支払うことができるため負担が少なく矯正治療を始められます。ただ、医療ローンは手数料がかかることがほとんどですので、治療代の他にローンの手数料が追加されることを頭に入れておきましょう。

他にも、手数料無料の院内分割に対応しているクリニックも最近は増え始めているため、矯正治療を始めるハードルが下がってきています。治療を始める前にしっかりと歯科医師やクリニックに支払い方法を相談しましょう。

まとめ

この記事を3行でまとめると

  • 矯正方法により費用相場は数十万円の差がある
  • 医療ローンや院内分割での支払いが可能なところもある
  • 場合によっては医療費控除の対象になる

矯正治療は保険が適応されず「自費診療」になるため、歯並びによっては医療費控除の対象になることもありますが、審美目的であれば通常高額な費用がかかります。

治療方法により費用相場も数十万円の差がでてきますので、それぞれのメリットデメリットを理解し、自分の希望する治療法と費用をよく医師と相談するようにしましょう。医療ローンや院内分割対応している医院もありますので、事前にリサーチして相談することをおすすめします。